ドノスティア@肥後橋
オープン当初から偏愛するモダンスパニッシュ•バル。
奈良のイノベーティブ•バスク料理の名店「アコルドゥ」のセカンドラインとしてダイビル本館の開業と同時にオープン。
メニューの方向性が何度か変わりましたが、現在は比較的イノベーティブな方向に振られているようです。
レギュラーメニューもいくつかありますが、どちらかと言うと日によって変わるメニューがメイン。黒板を見ながらオーダーします。
秋刀魚コンフィ、大根餅、黒大根。
口開けから魅力的なプレゼン。
フォアグラのスナック。この価格帯のフォアグラにありがちなキツさはなく、食後感良好。
平貝と花びら茸。当店はプレゼンがバルのそれとは一線を画します。
ミニミニハンバーガー。サンセバスチャンのフエゴネグロのオマージュ的な感じでしょうか。もっとも、フエゴネグロのそれより圧倒的にクオリティは上です。
鴨。火入れ抜群です。アサドール(バーベキュー屋)の面目躍如。
鴨セセリとシャンピニオンのクレープ。
キウイのパルフェ。食べやすいかどうかは別として、キャッチーなプレゼン。
キャラメリゼしたリンゴの大福。
メニュー名のイメージを裏切らないお味。
バルにあるまじき華麗なプレゼン、独創的な構成に目が行くところですが、一番の美点は「キチンと美味しい」ところに尽きると思います。
食材の組み合わせ一つを取っても、決してインパクト有りきではなく、しっかりと意図を持って組み合わされています。
そういう意味では実験的な料理も出てくる本店アコルドゥよりも、もしかしたら好きかもしれません。
最近は雨後の筍のようにバスク料理を名乗る店が増えてきましたが、それらとは明らかにモノが違います。自信を持ってオススメ出来ます。