アルゴリズム@白金高輪
出張にかこつけて。ランチでの訪問です。
シェフはカンテサンス出身との事。
2019ミシュランで一つ星も獲得されています。
ネットではノンアルコールペアリングがもっぱら話題ですが、逆張りでアルコールペアリングを。
最初にipadによるプレゼン。最後に本日のメニューが出ます。
紙のメニューは出ないので、後日何食べたか見直したい人は写真撮っておいた方が良いです。
まずはシャンパーニュで。
ペアリングとは言え、しっかりとした液量で入れてくれます。
アミューズ1皿目。「もものすけ」という名前のカブを使ったタルタルと、パースニップのアメリカンドッグ。
アミューズ2皿目はシンプルなプレゼン。
味もラディッシュとカラスミそのものの味です。ちなみに下の土はオリーブとパン粉で作っているそうで、「食べても良いけど美味しくはないかもしれません」との事でした。
次の皿に合わせてリースリング。「次の皿に柑橘のニュアンスがあるので、それと合うかと」との事。おっしゃる通り、料理との相性も良好。
ホタテのグリルの上にカリフラワーのペースト、生のカリフラワーのスライス。最後にライムの皮を散らしてあります。ホタテのポーションが大きくうれしい悲鳴。
「フリウリのオレンジワインです」と言われて身構えるも、驚くくらいに綺麗な作り。
フォアグラのフランの上にゴマのチュイル。
スプーンで割って食べます。
中盤にソーテルヌを飲むのをあまり好まないので、このペアリングは大賛成。決して喧嘩する事なく、次の皿へ綺麗に繋げてくれます。
バターフィールドのサンロマンブラン。
つぎのキジアラに、と。
海中放血神経〆のスジアラ。
みかんのソースで。
海中で血抜きをするのでめちゃくちゃ手間がかかるそうですが、確かにネガを全く感じさせないお味。旨味だけがダイレクトにくるのは凄いなぁ。
最後はど直球。鴨にブルゴーニュ。
しっかりとしたクオリティのワインを出してくれるのが嬉しい。
不変のアルゴリズム。岐阜の青首鴨だそうです。見た目通りダイレクトに美味い。血の香りをピノで流す幸せを噛み締めます。
コンソメで一息。
食後酒はいっぱいサジェストしてくれます。
写真のラタフィアからグラッパ、果てはイケムまで。
デゼール。
ぱかっと割ると、中からベリーのソース。
ミニャルディーズとコーヒーで締め。
コースはミネラル込みで8,000円、ワインペアリング4,500~(今回は9x1,500=9,000円)でこの内容は素晴らしい。
ペアリングも、緩急ありながらも外さない。
素晴らしいランチになりました。
アルゴリズム (フレンチ / 白金台駅、白金高輪駅、広尾駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.8